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アルビレックス新潟 地域密着と環境問題への取組み

エッセイ

シリーズ・エッセイ8
アルビレックス新潟 地域密着と環境問題への取組み
池田 弘

 中越地方を中心とした「7・13水害」による被災された三条市など計7市町村の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。私が社長をしておりますアルビレックス新潟では、新潟県災害対策本部を通じ今回の豪雨で被災された方々の支援のため、7月17日ジュビロ磐田とのナビスコカップ公式戦およびL2リーグ公式戦二試合で義援金の募金を行いました。クラブ、選手・スタッフとしても、9月にチャリティオークションを開催し義援金の協力をいたします。また、アルビレックス新潟のユニホームサプライヤーであるアディダス ジャパン㈱からは、日本代表のレプリカシャツ三千着が被災地区の子供たちに寄贈され、ビッグスワンでのJリーグ観戦招待を被災地の皆様に実施したいと思っています。日頃から地域の多くの皆様に支えられているクラブとして、一刻も早い復旧に向けて全力でお役に立ちたいと思います。

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 また、昨年秋からビッグスワンでのアルビレックス新潟の試合で「4万人ごみゼロプロジェクト」を実施しています。アルビレックス新潟の試合では、観客が増加することにより、会場に残されるごみの量も年々増加し、1試合では、およそ3トンで車両6台分ものごみが出ます。以前より会場では、「燃えるごみ」と「燃えないごみ」の二分別にしましたが、なかなか守られませんでした。また、Jリーグの全てのスタジアムでは安全管理の目的で、びん・缶の持ち込みは禁止ですが、残念ながら持ち込まれて一緒に捨てられていました。

 まずできるところから始めようということで、スタジアムの開門前にサポーターの皆様に「ごみの持ち帰り」を呼びかけたところ、ごみが37%も減少しました。同時期に、ごみはペットボトルを加えて3分割にし、うまく運営されるようになってきています。もう一方で、アルビレックス新潟のユニホームスポンサーでもある、亀田製菓㈱の社員の方々やサポーターの有志が中心となって「クリーンサポーター」として、試合後の会場の清掃を積極的に行っていただき、清潔で快適なスタジアムになりつつあります。この試みは、日本代表の試合にも採用されています。

 聖籠町にあるクラブハウスでも、環境への取組みを始めました。サポーターや選手が利用するレストラン「オレンジ カフェ」からは、毎日生ごみが出ます。この生ごみを導入した生ごみ処理機で一次醗酵物ができ、家畜のふんの処理場で混合させると、醗酵の速度が上がり、とても良質のたい肥ができるそうです。練習場内の緑地化を手始めに、芝生の練習グラウンドにもこのたい肥を利用することも構想にあります。ごみをしっかりと循環させ再利用することの取組みが理想となります。

 多くの人たちが使用するスタジアムやクラブハウス、練習グラウンドを清潔・快適で安全な施設にしていくことを通じて、今後も積極的に地域の人々と環境問題に取り組んで行きたいと思っています。

(新潟市・愛宕神社宮司)
【平成16年10月1日「庁報新潟」第72号より】
※内容は庁報掲載時のものです。

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