標記の件、本年一月一日に発生した能登半島地震は、各種媒体で報道されている通り、震源地を中心に甚大な災害をもたらしました。その影響は広範囲に及び、神社関係の被災状況を含め、未だその全容は明らかになっておりません。新潟県内でも燈籠や鳥居などの工作物を中心に相当件数の被害が生じておりますし、石川県における神社は更に深刻なる被害状況を呈しているとみられ、神明に対しまことに恐懼に堪えないものがあります。
まずは被災された神社及び被災者各位に対して、衷心よりお見舞いを申し上げる次第です。
かかる事態に臨み、このたび神社本庁では組織挙げて早急なる災害対策を講ずる方途として、被災神社に対する義捐金を斯界に広く募る旨示達がありました。
つきましてはかつて中越地震や中越沖地震の際に全国神社界から多額の篤志を寄せていただいた経緯に鑑み、また県内神社界相互扶助の観点からも、本県神社庁としてはこの義捐金募集に挙げて協力いたしたく存じます。
諸事ご多端の所恐縮には存じますが、幸いにして今回被災を免れた神社、神職のみなさんを中心に、特段のご協力を賜りたく何卒よろしくお願い申し上げます。
令和6年1月17日
新潟県神社庁長 永 井 康 之
新潟県神社関係者各位
記
一 目 的
地震による被災神社が、速やかなる災害復旧に対応できるよう、神社本庁が本庁傘下の全国神社等にその篤志を募り、被災県神社庁を通じて義捐金を贈呈することを目的とします。
二 募集方法
宮司・支部・神社庁を通じて行います。各段階で義捐金を取りまとめ、上位機関に送金するものとし、神社庁で取りまとめたものは神社本庁宛送金致します。
三 募集対象
管内支部、神社、神職、その他役員・総代等神社関係者、関係団体など。
四 義 捐 金
金額についてはあくまでも随意ですが、神社5千円、神職1万円を目安とします。
五 募集期間
令和6年3月末日迄(神社庁期限3月27日)
六 備 考
①本義捐金は神社本庁によって取り纏められ、神社本庁役員会にて伝達方法等を検討の上、石川県を中心とする被災地区神社庁に贈呈されます。
②募金を実施する場合は、一般募金ではなく、地震被災に対する「神社復興募金」である旨表示して誤解のないようお願いいたします。
以 上